Zemaitis。。。
ギターが好きな人ならば、メディアで見て「なんだろう、あのキレイなギターは?!」と、気になった経験をお持ちの方は多いはず。
トップにパール(正確には貝殻の内側?)を敷き詰めたパールフロントと呼ばれるモデルや彫刻師ダニー・オブライエンの彫刻が施されたジュラルミン製のパネルをトップに貼ったメタルフロントなどのモデルがあります。
海外では、ローリングストーンズのロン・ウッド所有が有名ですね。
日本では、Charさん・布袋さん・GLAYのHISASHIさんなどの錚々たる面々が所有しているかと。
まあ、ロン・ウッドやCharさんが所有しているのは、本当にmade in Englandの本家Zemaitisだと思うのですが。
流石に、それらはとんでもない価格がするはず。私が試したのは、日本の神田商会が許可を得て製作しているモデルになります。
試奏しに行った動機としては、
だいたい、こんな感じです。
じゃあ、Gibson Les Paulは?ともなるのですが、2ハムに関しては知人がとても素晴らしいヒスコレを持っているので、自分は持たなくても良いかな?という発想ですね。
P90搭載のゴールドトップは欲しいですが、、、🤔
そして、こちらが今回試奏してきたZEMAITIS Guitarの一部です。
左から順に、
- Zemaitis CS24SU WL VP MAHO Proto type
- Zemaitis CS24SU WL VP FLAME MAPLE Proto type
- Zemaitis THE PORTRAIT Pearl Front Ring Chess
- Zemaitis S24DT Tribal Tattoo Design
- 非売品 ダニー・オブライエン手彫りの作品とのこと
音が好みだったのは、4>2>5>3>1という感じです。
4は、ボディ・ネックともに木材がホンジュラスマホガニーだったこともあるのか、鳴りが膨よかだった印象があります。トップにジュラルミンがありますが、全体を覆っていないせいかもしれません。
でも、真ん中のピックアップが邪魔。。。コントロールが面倒。。。
2は、トップにフレイムメイプルを貼っているせいか、馴染みのレス・ポールっぽい印象でした。
でも、「せっかく、Zemaitisを買うのにウッド、、、?」
などの、微妙なポイントが妥協できずに今回は保留です。
実は、これら以外にもメタルフロントを22F/24Fで比較したり、塗装違い(ナチュラル・サテンブラック・ピアノブラック)を弾かせていただきました。
ただ、なんでしょう?メタルフロントって、ジュラルミンがボディをかなり覆っているせいか、かなりコンプレッションがかかったような印象を受けました。
よく言えば、音が整理されている。悪く言えば、大人しい。
そういったサウンドが使いやすい人もおられると思います。
単純に僕には手強いなぁという感じです。
あと、ネックが少し薄めですね。個人的には厚めのネックが好きなので、ここも躊躇するポイントでした。
ルックスだけで所有者としての満足感もありそうですが、どうせ買うならルックスもサウンドも納得するものを所有したいという我儘な思いを痛感した日でした。
お金と場所があれば、ルックスだけで購入しても良いかと思います。